【全校】腕時計とセーター









曽我ひとみさんをお招きして「家族に対する想いを共に考える会」が行われました。
以前もお伝えしましたが,畑野小学校は,隔年で曽我さんをお招きしています。
※詳しくは11月7日のページをご覧ください。

一昨年度,拉致の悲惨さや家族の大切さを曽我さんが話してくださいましたが,生活指導主任の先生が言う通り,また改めてお聞きすると感じ方が違うんです。

私が一番胸を打たれたお話は,
「小さい頃,家はとても貧しかったんです。友達が着ていたセーターがうらやましくて仕方なくて,私は,こっそりタンスからお金をくすねて,セーターを買ったのです。そしたら,母は怒ることなくセーターを見ながら『かんねんな,かんねんな,おまえにセーターの一つも買ってあげられなくて・・・。』と泣きじゃくったんです。その母の姿を見て,『私はなんてひどいことをしたんだろうと,心から後悔し反省しました。」
「自分のことはいつも後回し。いつも子どもを第一に考えてくれる優しい母でした。」

文字盤が緑色の腕時計。これは,曽我さんがお母様から買ってもらった腕時計です。
じっと見ていると,胸締めつけられる思いになります。



2024年11月13日